指輪物語

火曜日, 3月 15th, 2005

 先日、DVDなのだが、やっと「ロード・オブ・ザ・リング」を見た。原作はJ.R.R.トールキンの「指輪物語」であることはみなさん承知だと思うが、今回この作品を見たことで、はからずも指輪物語とちなとの関係を振り返るきっかけとなった。
 ちながはじめて指輪物語を知ったのは小学6年生のときである。当時ファンタジー作品やSF小説を好んで読んでいたちな。そういえば一番心に残っている作品は、天沢退二郎の「光車よ、まわれ!」であった。そんなちなが、恩師に勧められるがままに読み始めたのが、指輪物語であった。
 まあそんなこんなで読み始めたのはいいのだが、当時の文庫本は非常に文字が小さく、また内容も非常に難解であったため、旅の仲間の上巻途中であきらめてしまっていた(今思うと旧版の文庫本だったと思う)。
 指輪物語が難しいので、その後仕方なく、「ホビットの冒険」を読んでみた。ところがおそらく子ども用のものを読んだためか、非常にわかりやすく、小学生ながら実に楽しい経験をしたと覚えている。
 時は過ぎて大学時代。吹奏楽をしていたちながもう一度指輪物語に出会う。それがヨハン・デ・メイ作曲、交響曲第1番「指輪物語」である。ちなが演奏したのは第5楽章「ホビット」だけだったが、当然CDも購入し、毎日聞きまくっていた。思えばこの時に指輪物語を読んでおくべきだった。
 時はさらに過ぎて最近(?)。指輪物語がついに映画になったことを知る。思えばこれが原作を読む最後のチャンスであった。映画はものすごい迫力。当然映画館に見に行くべきだったのだが、やっぱり原作を読んでいないという気持ちがそれを拒んでしまった。
 そうしているうちに、3部作すべてがリリースされ、DVD化されてしまった。しかしそれにもかかわらず、まだ原作を読んでいない→結局映画も見ていないという悪のスパイラルにおちいってしまっていたのだった。
 で、先日、インフルエンザで寝込んでしまったのをきっかけに、ついにDVDをレンタルするに至ったのであった。
 まだ1作目しか見ていないが、かなりすごい。そして長い!とくに「ホビットの冒険」を読んだ者にとっては、思わずにやりとしてしまうシーンも。
 あと、正規版は無理やり3時間以内に収めなくてはいけなかったようで、いくつかのシーンがカットされているようだ。なので、カットされたシーンもすべて含んだ完全版のDVDも発売されているらしい。うーん、一度見て見たいものだが、いかんせん時間がなさすぎるという悩みが・・・もう一度インフルエンザにかからないといけない?(ちなみに今回はA型だった)
ちなみに、光車よ、まわれ!は復刊しているようです。