Archive for the ‘zaurus’ Category

Zaurusの外付けキーボード,Pocketop

火曜日, 5月 18th, 2004

 先日注文していた,Pocketopの外付けキーボードがついに到着した.外装はこんな感じである.
SANY0002.JPG
 早速箱を開けて,中身を確認する.ここで必要になるのは,キーボード本体と電池.あとほかに,CD-ROMやなんかわけのわからない物体が入っているけれども,これらはZaurusでPocketopを使う際には不要なものであるから,さっさと押入にしまっておこう.さて,とりだした電池をキーボードの左上にある電池入れの中に入れたところで,キーボード側の準備は整う.まれに,キーボードに電池のふたがついていないことがあるらしいので,気をつけた方が良さそうだ.
 さて,ここまできたら次はドライバをZaurusにインストールしなくてはならない.これが終われば,はれて外付けキーボードを利用できるようになる.このためには,以前,zaurusとキーボードと赤外線で述べたように,IRKをインストールすればよい.
 ところで今回ちなは,非常に使いやすいと考えられるIRKを発見したので報告する.それは,uchi’s LinuxZaurus SitesPocketopにあった.もともとIRKは日本語版でなくても十分使えるのだが,「確定」する作業が「cmd+enter」なので非常に面倒であった.そこでazuさんが,enterのみで日本語の確定が可能なドライバを紹介したのだが,これが非常に高い評価を持って受け入れられている.
 ちなもさっそくこのIRKをダウンロードして,自分のZaurusにインストールしてみた.インストールの方法は,SDカードにipkファイル(ファイル名はirk-zaurus_0.10.0_armJ.ipk)をダウンロードし,ZaurusにSDカードを指し,「設定」→「ソフトウェアの追加/削除」.
 これだけでドライバのインストールは終了.すると、ザウルスの左下のキーボードの種類を選択する所にpocketopのもの(表示はカンガルーみたいな絵とIRKの文字)が1箇所追加されているので,これをいじれば良さそうだ.settingなんて書いてあるからそれが設定をいじるボタンだな,と勝手に解釈したが,これをいじればよさそう.とりあえず,キーボートタイプは「Pocketop」,選択機種は、「SL-C7X0」を選択した.
 最後に,「IRK On」をクリックしておく.これで使えるようになった.ためしに,以下のように置いて文字入力をしてみた.
 SANY0004.JPG
 おお,すばらしいではないか.ちなみに,日本語と英語の切り替えは,

cmd+N

を利用する.最低限これだけ覚えておけば問題ないだろう.ただBackspaceをおそうと思ってMemoキーを押してしまったりするなど,まだ間違いが多い.最終的には,キーバインドの変更で対応したいが,まだまだ先は長そうである.

zaurusとキーボードと赤外線

火曜日, 4月 13th, 2004

 ちなはzaurus(SL-C760)を愛用している.キーボードもついていて,ちょっとした書き物などには重宝している.しかしこのキーボードがくせもので,少し長い文章を書こうとするとちょっとつらい.
 そんなとき,某先生がちいさな外付けのキーボードでzaurusを利用しているのを見た.まず,折り畳みのキーボードという点でかなり目を引いた.そして,それが赤外線で接続されていることに驚いた.これは便利かもしれない!と思ったので,ちなもさっそく情報を集めてみることにした.まあ情報を集めるとは言っても,Googleか2chくらいしか思いつかないが・・・
 しかし,リナザウで赤外線を利用して折りたたみキーボードを利用している人ってあまりいないんだな,というのが第1印象.web上にはほとんど情報がなかった.ていうかそもそもzaurus用に発売されている物がないし.CLIEとかPalm用が多い.あと,やはり赤外線接続でないとちょっとつらいかもしれない.もちろん,以下のサイトのように,赤外線変換ユニットを自作するとかなら話は別なのだが.
PS/2キーボードはSLザウルスの周辺機器となるか? (いしじま☆だい のページ)
 さて,赤外線を利用して,となると選択肢はほとんどない.
Targus Universal Wireless Keyboardか,Pocketop Portable Keyboardくらいしか選べる物はないのだ.ぱっと見はターガスに行ってしまいそうになるが,そもそもリナザウ(しかも日本語版)に対応しているのかどうかすら不明.いわゆるぱたぱたキーボードのワイヤレス版なのだが,これは二つ折りなのですでに「ぱたぱた」でもないか.でもけっこう人気の製品(Stowawayシリーズ)だったからちょっと試してみたかったかも.
 まあこうした諸々のことを考えていたのだが,たまたまこんな記述を見つけた.

外部キーボードは?
Pocketop

IRKをインストール。
/opt/Qtopia/plugins/inputmethods/libirk.so.1.0.0 をバイナリエディタで編集。
"/dev/ttyS2"を"/dev/ttyS1"に書き換えて再起動。

Walrus,Visit.より
 これで一気にPocketopを購入する方向に動いた.早速注文してこよう.
 まあどうせ,注文してから届くまでしばらくかかるだろうから.それまで高みの見物と行くか.どこから何を見るかは不明だが.

無線LANカードは購入したものの・・・

木曜日, 12月 25th, 2003

やはりZaurusは,b-mobileのようなPHS式の通信手段は当然だが,全国各地に広がる無線LANスポットを使えてこそその真価が発揮されると思う.まあ,能書きはどうでもいいが,C-760に対応しているというcoregaのWLCFL-11を購入した.メーカーのサイト(こちら)にドライバがあると聞いて,さっそく行ってみると・・・

SHARP Zaurus SL-A300/C760用ドライバ
【Zarus SL-A300/C760 対応修正版ドライバについてのお知らせ】
この度は Zaurus SL-A300/SL-C760 対応ドライバー Ver1.00の修正版のリリースが遅れておりまして誠に申し訳ございません。
現在、シャープ株式会社様のご協力を得ながら対応版の完成に努めております最中です。
ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんが、もう少々お待ち頂けますようご了承願います。
尚、修正版ドライバーにつきましては、12月下旬頃最新情報をご連絡させて頂く予定です
お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

(´・ω・`)ショボーソ
さてさて,気を取り直して情報を検索してみる.こんな時頼りになるのはやっぱり2chしか無いだろうと考えて,重点的にスレを見ていくことに.すると・・・
Linux ザウルスユーザスレッド ver10.0βより

768 名前:不明なデバイスさん メェル:sage 投稿日:03/12/07 19:04 ID:LVefa0CK
COREGAのWLCFL-11のドライバはまだこないのか。
公式ページには11月中旬には出すとまだ書いてあるのに。
Linuxはサポート外とかいって、結局出さないつもりか。
774 名前:名無しさん@Linuxザウルス メェル:sage 投稿日:03/12/08 00:44 ID:orQjZuoQ
>>768
どこかの板いただきました。
自分は、これでいけました。
card “corega K.K. Wireless LAN WLCFL-11 (CG-WLCFL11)”
manfid 0xc00f, 0x0000
bind “prism2_cs”
968 名前:いつでもどこでも名無しさん 投稿日:03/12/19 11:18 ID: D8bfJbi
774タソ ありが屯
coregaの遅々とした対応に業を煮やしていたので大変有用な情報デスタ。
/etc/pcmcia/wlan-ng.conf に書き加えて再起動した後、カードを挿したら
あっさり認識シマスタ。
WLI2-CF-S11 でしてたネットワークの設定もそのまま使えて(゚д゚)ウマー
WEPもDHCPも問題無し。

え?こんなことでいいの?と思いながらちなも試してみると,なんとなーんの設定も苦労もなくカードを認識し,無線LANに接続してしまった.
ひさしぶりにすがすがしい一日だった.

Zaurusにエミュレータを入れてみよう!その2

水曜日, 12月 10th, 2003

 さて,心を鬼にしてZaurusの初期化を行った.気分も新たに,いきなりエミュマシンとしてデビューさせるために,ソフトをインストロールすることとしよう.その前に,エミュレータを入れる順番や,その前提となるライブラリなどをまとめておかなくてはいけない.詳しいことは「GB, NES, SNES をりなざうで!!」に書かれているので,参考にしてほしい.
 まず,どのソフトをインストールするのか決めなくてはならない.個人的にはznester,snes9xは決定なのだが,GBエミュレータをどれにするか迷う.ここは,大は小を兼ねるという意味を込めて,VisualBoyAdvance1.6a/SDLを入れることとしよう.
 インストールするソフトが決まったら,次は実際にインストールする.しかし,そのまえにいろいろとやっておかなくてはならないことがある.インストールの順番の確認である.ここで,各ソフトに必要なものを列挙すると・・・
1.動作確認用各種ROM
 これは言うまでもない.フリーなら http://www.pdroms.de/などにたくさんあるので,ここで動作確認用のROMをダウンロードしておく.
2.unzip5.24
 こうしたROMはzip圧縮されていることが多いので,それを解凍するソフトを用意しておく.
3.libsdl
 znester, snes9x,(zgnuboy)に必要.当然VisualBoyAdvance1.6a/SDLにも必要.Agawa:Welcome Page の Lib Sdl on Linux Zaurusから「libsdl_1.2.5-slzaurus20030704_arm.ipk」をダウンロード.
4.zlib
 VisualBoyAdvance1.6a/SDLに必要.「A Way Out」の「zlib 1.1.4のCross Compile」から「zlib_1.1.4-2_arm.ipk」をダウンロード.
5.ZEmuFrontEnd Ex
 ランチャーソフト.オゴニゴ.コムのダウンロードから「ZEmuFrontEnd Ex」(zemufe_0.1.1-3ex_arm.ipk)をダウンロード.
6.zemufeex-smc_1.0_arm.ipk
 ZEmuFrontEnd Exはsnes9xには対応していないため,それを対応させるための物. http://www.areanine.gr.jp/~nyano/snes9x.htmlの3-3のところにおいてある.
7.エミュレータ本体
———–
 以上をすべてダウンロードしたら,いよいよZaurusにインストールする.しかし,これまでのちなの苦労をみてみると,どうもインストールする順番が重要らしい.たとえば http://www.areanine.gr.jp/~nyano/vbasdl.htmlには,

ソフトウェアのインストールを選択して、libsdl と、zemufe と、zlib と、visualboyadvance を順番に本体メモリーにインストールします。尚、インストールがうまく出来ない場合は、本体のバックアップを取った後に、完全初期化を行ない、再度インストールを試みるのが良いと思います。

と書かれている.これを鵜呑みにすると,こういうことになる↓

  1. unzip5.24
  2. libsdl
  3. zemufe
  4. zlib
  5. VisualBoyAdvance(もしくはzgnuboy)
  6. nester
  7. snes9x
  8. zemufe-smc

よし,早速この順番でやってみよう!
 まずは,unzipからVisualBoyAdvanceまで入れてみる.zemufeを入れたとき,初期化前とは違って,アプリケーションタブがゲームタブよりも左に来た.これはかなりうれしい(でもよく考えたら,「ホーム画面設定」で変更すれば良かったんだ・・・).で,zemufeの「アプリケーションをVGAの画面に最適化して実行する」オプションをはずし,そのまま調子に乗って,Romを起動させてみるが・・・見事に起動しなかった.
 なにがいかんのか全くもってわからない.どうすりゃいいのさ.
 ここで,新しい情報が手にはいる.どうやら,libSDLの邪道版というのがあるらしい.さっそくページに行ってみるが,はっきり言ってよくわからない.ん〜まだまだ先は長そうだ.とりあえず無視しておく.
 VisualBoyAdcence をいったんアンインストールし,試しにzgnuboyを入れてみる.いくつか動かないソフトがあったが,唯一,テトリスが動いた!これはかなりうれしい.それでまた調子に乗って,VisualBoyAdbanceをインストールしてみたのだが,こちらはやはり動かなかった.いや,動いているのだろうけど,画面が表示されないで,そのままhome画面に戻ってしまうのだ.まあ,GBAをすることはないだろう,と言う勝手な判断をとりあえずしておき,他のエミュレータをインストールすることにする.
 続いてnester.あっという間にインストールを終え,DQ3を起動させる.感動だ.結構安定しているな.で,ディスクシステムはどうかな・・・と思っていたら,おぉ,動いたよ!!!どうやらさっきは,Disksys.romになってたからだめだったみたい.disksys.romにしたら動いたんです.かなりいいですよ,これ.
 で,あとはsnes9Xを入れて完成・・・クロノトリガーにはまっている最近である.

Zaurusにエミュレータを入れてみよう!その1

火曜日, 12月 9th, 2003

 Zaurus,それもリナザウを使うとなれば,当然わき上がる感情がある.エミュレータと呼ばれる物をインストールし,それで遊びたい!という感情である.もちろん実機は所有している.ちなはツインファミコンを非常に大切にしているが,でもそれは家でしかできない.それがたとえば電車の中やちょっとした空き時間にできるのであれば,こんなにすばらしいことはない.しかも,Zaurus一台あれば,ほかのいくつかの実機(たとえばゲームボーイ)も持ち歩かなくて済む.それで早速調べてみることにした.
 ちなが欲しいと思っているのは,ファミコン,スーパーファミコン,ゲームボーイ,と言ったところである.winとかだといくつもソフトがリリースされているのだが,さすがにZaurusにはそれほどないんじゃないだろうか?と思って調べ始めた.
<ファミコン>
・Nester on Linux Zaurus (znester)
http://www.self-core.org/~kaoru-k/wiki/NesterOnLinuxZaurus.html
<スーファミ>
・zaurus SL-xxx対応 snes9x/SDL(stable)
http://www.suhami.net/zaurus/index.cgi?Emulator/snes9x
<ゲームボーイ>
 ゲームボーイに関しては,いくつかの選択肢があるようだ.「Let’s Emu! 〜GB模擬器〜」によれば,本家「gnuboy」ベースの『gnuboy for Zaurus』と,「Gngb」ベースの『GameBoyZ』の2種類があるらしい.さらに,Linux Zaurus用「gnuboy」系や「VisualBoyAdvance-SDL」も存在しているとのこと.( http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/6130/emupda.htmより)
・Gnuboy on Linux Zaurus (zgnuboy)
http://www.self-core.org/~kaoru-k/wiki/GnuboyOnLinuxZaurus.html
・GameBoyZ
http://psifertex.com/zaurus/gbz.phtml
・Qtopia GnuBoy
http://homepage3.nifty.com/cam/SLC700game.htm#Game Boy
・VisualBoyAdvance1.6a/SDL
http://www.suhami.net/zaurus/index.cgi?Emulator/VBA
ここから,自分の環境にあった物を選ぶわけである.
 インストールは比較的簡単であった.そしてznester,snes9xとも動作確認はできたし.ただ,znesterはいくつか動かないソフトもあった.とくにディスクシステムのソフトは壊滅.あと,ファイナルファンタジーI,IIで,途中で止まってしまうなどした.
 そして問題はGBなのだが,これが一つも動かない.本当に意味不明である.「メモリーが少なくなっています 終了したいアプリケーションを選んで OKボタンを押してください」とか言うときもあるし,そのまま固まってしまうときもあった.そんなわけで,これはインストールの順番が悪いのではなかろうか,と思いはじめる.また某ページには,インストールがうまくいかなかったらシステムを再インストール,と書いてある.と言うことは,結局それをやらないといけないんだろうなぁ.