12月4日は、栄のアートピアホールで、なごすいこと名古屋大学吹奏楽団の定期演奏会が行われた。なごすいといえば、ちなもその昔所属していた団体である。ここにはちなの青春がつまっていると言っても過言ではない。そんなわけで、毎年この時期になると、楽しみにしている行事のひとつである。
今年のメイン曲は、アッペルモントのNoah’s Ark(ノアの方舟)であった。この曲はちなが好きな曲であり、それゆえ非常に今回の演奏会も楽しみにしていた。
全体的な感想としては、まだまだ若いなぁというものであった。それは良い、悪いという意味ではない。たとえば第2部の演劇も、学生でなければできないだろうな、という、ある意味郷愁を含んだものとしてとらえていただければよい。
この演奏会の1週間ほど前に、豊田講堂で行われたゲネプロを見たが、それに比べれば短期間でよくここまでもってきたな、と感心した。ちなはやはり打楽器奏者なので、どうしても打楽器ばかり見てしまうのだが、このパートもよくやったと思う。
最初の方こそ固い演奏だったと思うが、次第にほぐれていき、ノアは結構鳥肌がたったりしていた。もちろん細かいミスとかそういうものはあるんだけど、そういったものはそれほど問題ではないのかもしれない。
まあ、あと惜しむべくは、Timpaniが会場のものをレンタルで使っていたために、音を鳴らし切れなかったかもなぁということくらいかな。これはどの団体においても問題となる事項だと思うが。リハーサルしかその楽器に触ることができないというのは、実はかなり大変なことなんだろう。それを乗り越えてこそ良い打楽器奏者となることができるのかもしれない。
とにかく、演奏した現役のみなさんにはお疲れさまと言いたい。また、演奏会後に卒業生の皆さん30名ほどと飲みに行ったが、こういうふうにいつまでもつながっていられることが、とてもうれしく感じた。これからもこの関係が続くことが、ちなにとっては大切なことである。また飲みに行きましょう!