前田亜季主演,同名のコミックを映画化したもの.DVDを借りてきて家で見てみた.
まず感じたのは,声が小さくて聞こえないということ.おかげで音量をかなりあげざるを得なかった.それだけならよかったのだが,戦闘シーンになると突然轟音になる.そりゃ映画館やホームシアターでならいいと思うが,隣の人に配慮して暮らさなければいけないマンション暮らしにはちと厳しい.一緒に見ていた相方曰く,ただ戦闘シーンは轟音で驚かせればいいや,みたいなのが見えてていやだ,とのこと.
個人的には戦闘シーンの多少の轟音は仕方ないと思っているが,それにしてもふつうの会話の聞き取れなさは天下一品であった.そのせいか,相方はストーリーを全然違うように解釈していたし・・・(各国がちせを「うばう」ために攻撃していると勘違い)
ちなが気になったのは,窪塚のモノローグ.あれ,あまりに棒読み過ぎないか?もう少し自然な演技ができなかったのか?おかげですべてが稚拙に見えてしまい,前田亜季の演技もなにかしら不自然に感じる.そうそう,不自然といえば,準ヒロインの死に方である.誰か助けろよ.医者でしょ?そこ病院じゃないの?ということ以外にも,ぴんぴんしてたのにいきなり死ぬか?というつっこみが先にきた.原作ではそのあたりはどう描写されているのだろう?このあたり,ただ殺せば泣けるだろうみたいな浅はかなねらいが見えてきてちょっといやだった.
エンディングもわけわからんし.原作もアニメも全く知らないちなにとって,?がたくさんとんでしまう映画となった.まあ,消化不良というか,そんな感じ.やっつけ仕事で低予算で作りました,予算の半分はちょい出演のいい役者のギャラに消えていきました,そんな気もしないではない.さすがにそれは言い過ぎかもしれないが.
今回はいまいちストーリーに入り込めないちなであった.まあ前田亜季ファンならとりあえず見ておけ,そんな作品なのかも.リンダリンダリンダの方が数倍よかったな・・・
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