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雑感

誕生日は電気の日?

 ちなの誕生日は,10月21日である.
 ちなは,誕生日になにか記念日がある人がうらやましかった.なぜなら,ちなの誕生日は平凡な日だからである.誕生日は「何の日?」と聞かれると,必ず「電気の日」もしくは「蛭子能収(漫画家)の誕生日」と答えていた.それくらい平凡な日なのである.(とはいえ,それがめでたい日だったらいいけど,人類最悪の日とかだったらそれはそれでいやだなぁ)
 さて,ちなは小学校時代,テストのプリントの裏に印刷されていたミニコラムを読んで,この日が「電気の日」であることを知った.エジソンが電気を発明した日とか何とか書いてあった.でもよく考えるとちょっとおかしくないか?と思うことがあったため,ちょっと調べてみることにした.
 調べ始めて最初に驚いたこと.

電気の日=3月25日

 おいおい,冗談ですか?いくつかのサイトには,10/21が電気の日とあるけど,どれもこれも信憑性が異様に低い.そしてついに,最強の記述を見つけてしまった.

◆ 電気記念日
 毎年3月25日の電気記念日(昭和3年制定)には、本会並びに地方電気協会が中心となり、各地で祝賀式典、功労者表彰、講演会などの記念行事が開催されています。
 昭和61年3月からは「傘寿功労者表彰」を設けて、80歳をむかえられた会員で、電気関係事業の発展に功労のあった方々を顕彰しています。

 大正10年に設立された、日本で唯一の電気関係総合団体である「社団法人 日本電気協会」のサイトに,ババーンと載っていた.同協会によると,明治11年(1878年)3月25日の夕方、東京虎ノ門の工部大学校講堂において,電灯が公の場所ではじめて点灯されたのを記念して,昭和2年に制定された,とのこと.あれ?さっきは昭和3年に制定って書いてあったのだが・・・いい加減だなぁ.
・・・
 ということは,電気の日は3月25日で決定かぁ.じゃあ10月21日はどうなったの?と思い,また調べ始めてすぐ,こんな記述を見つけた.

照明学会をはじめ照明関係4団体(社団法人日本電球工業会、社団法人日本照明器具工業会、社団法人日本電気協会)は「照明文化の向上による豊かな社会の創造とエネルギーの有効活用」をめざし、照明のもつ意義をあらためて認識するとともに正しい照明知識の普及と啓発活動を推進する手段として、昭和56年に10 月21日を「あかりの日」と制定しました。1879年の10月21日、エジソンによって開発された実用的な白熱電球が3日間点灯した日で、この日にちなみ、その偉業をたたえて制定したものです。

「あかりの日」かぁ.なんか,よりインパクトに欠ける・・・
 そんなわけで,これからは自分の誕生日を,「電気の日」というよりは「あかりの日」と言わなくてはならなくなってしまったちなであった.

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雑感

相談に乗るって難しい

 たまたま,ある人からメールで相談が来た.何の気なしに,思ったことを書いて送り返したら,非常に立腹された.
 相談にのる,と言うことはとても難しい.彼あるいは彼女は,たいていこちらに答えを求めてはいないからだ.「そうだよねそうだよね」この一言がほしいだけの場合もある.今回は,ちながとくに何も考えず,自分の考えを押しつけてしまったことに失敗の原因があるのだろう.あとは,媒体がメールだった,と言うことも原因の一つだろう.
 つい先日,うちの附属病院の看護部でそんな話を聞いたばかりなのに,ちなは何をやっているのだろう.また医療面接の本を読まなきゃ,だなぁ.そしてまだまだ素人,ということを実感した.
 そういう意味では,インターネットを利用したピアカウンセリングは,とても重大な問題点をはらんでいる,と言える.とくに心の病に関するピアカウンセリングなどは要注意.ネット上でのこうしたやりとりには,匿名であるがゆえの気楽さと凶暴さがあわせて存在している.もっとそのことを,肝に銘ずるべきではないだろうか.

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音楽

ショスタコービッチ交響曲第5番第4楽章

 ショスタコービッチという作曲家がいる.彼の作った交響曲の中でも,第5番は特に有名である.(詳しいことはぐぐってください.さまざまな思いを持った方がいろんなサイトを作っていらっしゃいますから.それを読むだけで一日,いや,1か月くらいは経過してしまいますよ.)
 今日たまたま日テレを見ていたら,「歴史的瞬間99!」みたいな番組をやっていた.その番組中,第5番の4楽章の冒頭部分が使われていた.これがどの指揮者による演奏なのかは知らないが,冒頭部分が非常にゆっくりで,Timpのソロ「どこどん」の後の弦あたりから急激に加速していく,という演奏だった.ちなはこの演奏が嫌いである.できれば一番はじめからかなり速いテンポでずーーっと突き進んでほしい.そんなことを思った.
 なぜそんなことを思うのか.たぶん,持っているCDが原因なんだろう.このCDは,Kurt Sanderlingという指揮者で,ベルリンフィルの演奏である.これの4楽章はいきなりかなり速いテンポで始まる.その感じがたまらなくいいと思える.
 これは,楽譜には何とかいてある?
 以前にこの曲を演奏したことはあるにはあるのだが,そのときの担当パートは銅鑼(またかよ)とトライアングルで,しかもゲネ本(つまり前日練習と本番のみ)だったため,楽譜はほとんど覚えていないのだ.でもたぶん,Kurtは間違っているんだと思う.
 しかし,とくにオーケストラの指揮者にとって,楽譜に書いてあることに忠実であることは,ときに自分の音楽性を表現できなくてもどかしいと思うことがあるのではないだろうか.
 それが如実に現れている例が,ホルストの木星の最初の3拍子になるところだろう.文字では表現できないので,気になる人は調べてほしいのだけど,楽譜通りだとかなり遅く演奏することになる.(速く演奏しているものがとても多い.)
 とかなんとかいって,結局自分が(初めて)聞いた演奏が一番ここちよいものとして認識されてしまうんだな,と適当にまとめてしまおう.

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雑感

防災って,意外と重要で面倒

 先日,防災グッズを購入したことはお伝えしたとおりである.その翌日,北海道で大きな地震が起こった.タイミングの良さというか,その奇妙な一致に少しばかり焦っているところである.
 さて,購入した防災グッズを「非常持ち出し袋」という名の銀色のリュックみたいな物に入れて保管してあるわけだが,これをどこにおいておくか,という非常に重要な問題にぶち当たった.
 購入した当日は,夜寝る前に枕元に置いておいたのだが,「日中別の部屋にいるときはどうなるんだ?」という根本的な疑問がわいて出てきたのである.うちはとくに,寝室が2階で,普段は1階で暮らしているので,もし1階で被災した場合,2階に非常持ち出し袋があると取りにいけない可能性がある.
 う〜ん,とうなったあげく,うちの相方は朝起きたら袋をおろし,夜寝る前に枕元に置いておく,という生活スタイルを提案.もう1セット買うのもあほらしいので,結局そうしている.
 しかしよく考えてみると,それはとても重要なこと.だって,もしものとき「あれ?どこにあったっけ?」ということがないだろうし,地震に限らずちょっとしたときに利用できる可能性があるからだ.とはいえ,いつまでこの生活が続くのだろうか.結局どこかに置きっぱなしになるのは目に見えている・・・

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わか松を偲ぶ

 うすぐらい照明に赤いじゅうたん.そう,知る人ぞ知る栄の宿泊施設「わか松」.いろいろお世話になった.うんうん.先輩のHさんが寝●ロをしたり,気づいたら某嬢の膝の上で寝ていたり・・・
 松坂屋の南館が新しく建つというので,つぶれてしまったのだが,先日,その跡を見に行った.
 いやー,なんか「あっさり」なくなってしまった,という印象だなー.それでも,この場所に立つと,なんとなくあのときの甘酸っぱい思い出(いや,ホントに甘酸っぱいからそれはそれで問題なのだが)が浮かんでくる.
 わか松にお世話になった人は,一度は見ておくことをおすすめする.
wakamatsu.jpg
↑わか松跡