Archive for the ‘映画’ Category

おくりびと

水曜日, 3月 11th, 2009

映画「おくりびと」が第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したのを記念して(?)近くの映画館に早速見に行ってきた.

普段邦画はほとんど見に行かないのだが,アカデミー賞受賞とはこれまた縁起がいいし,なんとなく気になっていた(このまえの海外出張の飛行機の中でも上映されていたのだけど,このときは見なかった)ので,とくに事前情報もなく(モックンが出てる位しか知らなかった)見に行った.結論から言えば,結構おもしろかったし,よく考えてあるな,という印象であった.総じて満足であった.

ていうか,広末が出演していることすら知らなかったので,アカデミー賞受賞時の写真になぜ広末がいたのかやっと理解できた.

さて,感想だが,まず思ったのはこの夫婦はこの先うまくやっていけるのか,ということ.自分の仕事のことすら妻に言えず,さらに1800万の借金のことも妻に内緒とはちょっとどうかと思うぞ.

まあそれはさておき,この映画をきっかけに「納棺師」という職業が見直されているらしい.作品中では注意深くこの言葉を使わないようにしていたように思う.そして,最後のシーンで初めてこの言葉が出てくるが,それだけに強烈な印象を見ている人に与える言葉になっていると思う.それだけに,これまで「穢らわしい」と思われていたその職業が,この言葉があることによって「尊いもの」へと昇華する瞬間を目撃できたように思う.少なくとも私の中では,モックンの妻と同様の心の変化が起きていたように思う.

いろいろ調べていくと,納棺協会というのが協力しているらしいのだが,これは札幌の会社なのだそうだ.へぇ〜.ちな自身,実は身内の葬式にはほとんど出席したことがないので(勘違いしないでほしいが,別に親不孝者とかそういうことではない),そういう類のことがよく分からない,ということもあるのかもしれない.とにかく「納棺」という言葉は初めて耳にした.

これを機に,葬式のあり方も少しは変わるのかもしれないなどと思いながら帰途についたのであった.

ところで,件のDVDではモックンが肛門に注入されている場面で,「困っている」モックンを大写しにしているが,あれは宣伝用DVDの作り方としては失敗なんじゃないかと思うが・・・

ドラムライン

木曜日, 3月 27th, 2008

友人から借りてまだ見ていなかった「ドラムライン」を見た.
正直ストーリーは陳腐であまり面白くもないが,ドラムテクニックはさすがである.どうやって撮影したんだろう,とか,これがマーチングか!などと驚嘆しっぱなしであった.
実は管楽器はそれほどでもなかったのだが,ちな自身マーチングにほとんど縁がないので,よく分からなかったというのが正直なところ.あと,踊ったりする人もいるんだ,へ〜という感じ.
まあ,ストーリーを楽しむというよりかは,マーチングをどう「魅せるか」という視点から見ることをおすすめする.あぁ,デヴォンのように,見ただけでマネできればなぁ.ちなも一流プレイヤーの仲間入りなんだがなあ・・・実際は倉庫でひたすら楽器磨きをしているだけなんだろうな・・・

ドラムライン (ベストヒット・セレクション) ドラムライン (ベストヒット・セレクション)
ニック・キャノン チャールズ・ストーン三世


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ドラえもん のび太の宇宙漂流記

月曜日, 5月 7th, 2007

ドラえもん のび太の宇宙漂流記
1999年3月6日公開
ドラえもん映画・テレビ20周年記念超大作.太陽王伝説と同様,こちらもスケールの大きな作品.地球の危機を,宇宙の果てで救った勇者の物語である.ただ,このあたりの作品は,感動が薄い.同時上映が結婚前夜,ということもあるのだろうか,冒険活劇に重点が置かれているような気がする.悪玉のアンゴルモア(このあたりが1999年公開という感じ)がいやにあっさり(2度とも)やられてしまったのはちょっとどうかと思うけど.もう少し「びっくり」があってもいいんじゃないかと思う.それにしても,のび太たちは宇宙船の操縦がうまいなぁ.
エンドロールで流れる20作のプレートは,やはりはじめの方しか分からなかった.今回,ドラえもんの映画を見るにあたっては,時代を下っていくのではなくはじめから見た方がよかったのかもしれない・・・
あと主題歌はSPEEDが歌っている.ちょっとなつかしかった.

映画ドラえもん のび太の宇宙漂流記 映画ドラえもん のび太の宇宙漂流記
藤子・F・不二雄 大山のぶ代 小原乃梨子


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帰ってきたドラえもん<感動短編>

日曜日, 5月 6th, 2007

ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
1989年公開
ドラミ最初の主演作品.この映画の主題歌「ハロードラミちゃん」は,この後の作品でも広く使われるようになっているという.自分個人の感覚だと,もっと前からあったような気がするんだけど,この時代にできた歌らしい.変だな??
成長したのび太たちが見られることもあり,非常に興味深い.のび太がいやに落ち着いているのが笑える.そしてジャイアンもスネ夫もひげを生やしている.この舞台設定は2011年.あと数年でその年か・・・
あと,ジャイチビの本名が「剛田ヤサシ」なのには笑った.
ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!
1998年公開
ドラニコフ主演(?)作品.この作品で,ドラニコフと変な女子高生(モモという名前らしいが)が恋仲になっていく.その意味ではファンなら見ておかなくてはならない作品であろう.ストーリー的には大して面白くも何ともないが,wikipediaによると,この年から感動短編と3本立てになったため,時間が短くなったとのこと.その影響もあるのかもしれない.
帰ってきたドラえもん
1998年公開
この作品を見ずして,ドラえもんを語る事なかれ.ファンなら一度,いや,2度以上みておくべし.非常に感動させられる作品である.独り立ちするのび太を見て泣き,ドラえもんとの別れのシーンを見て泣き,最後にまた泣く.泣き通しの一本.この作品を見ると,のび太に秘められた力(暴力とかそういうことではなく,映画作品で良く見せている類のもの)がどういうものであるのか,とてもよく分かる.
とにかく,言葉では言い表せない,本当に良い作品である.しかし相方は「?」という顔をして見ていた・・・なんでわからんのよ,この良さが!?

映画ドラミちゃん ミニドラSOS!!!/帰ってきたドラえもん/ザ・ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦! 映画ドラミちゃん ミニドラSOS!!!/帰ってきたドラえもん/ザ・ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!
藤子・F・不二雄


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ドラえもん のび太の太陽王伝説

日曜日, 5月 6th, 2007

ドラえもん のび太の太陽王伝説
2000年3月11日公開.ドラえもん誕生30周年記念作品.
30周年記念作品ということもあるのだろうか,非常にスケールの大きな(と感じた)作品であった.また今回は,タイムマシンが出てこないと言う意味では珍しい作品か(と思ったけど,ふしぎ風使いは現代の地球の話だった).まあ,タイムマシンではなく,タイムホールを使っているだけ,と言えばそうなんだけど.王子とのび太が同じ顔をしているが,性格はまったく異なる.彼らが入れ替わったあたりからいろいろと問題が起きてくるが,予想以上に混乱が起きることがなくてちょっと物足りないかなと思った.
感動するかと言われれば,それほど感動するシーンはなかったが,冒険そのものはハラハラドキドキする,中ボスが何人か出てくるがなんとかやっつけることができる,など,スピード感あふれる作りになっている点は評価できる.個人的には,最後にあの悪者がどうなったかが描かれていない点が非常に気になる.また,終わり方もちょっと味気ない終わりだったように思う.もう少し余韻に浸れると良いのに,と思った.
それから,オープニングの曲を歌っているのが,ウィーン少年合唱団.これにはびっくりした.あとククかわいいな.
そろそろ,以前に見た映画とごっちゃになってきている.やばいやばい.

映画ドラえもん のび太の太陽王伝説 映画ドラえもん のび太の太陽王伝説
藤子・F・不二雄 芝山努 大山のぶ代


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