NHK大河ドラマというものをこれほど見ているのは,おそらく初めてだろうと思う.そう,三谷幸喜の「新選組!」.はまっている人も多いと聞く.
ちなが今回見ていてはまったのは,やはりその「サウンド」だろう.とくに主題歌のインパクトはかなりのものだと思う.毎週見ているからというのもあるが,やっぱりこの曲がかかると,「始まるぞー」と思う.そして日中も頭の中をぐるんぐるんまわるこのメロディー.Amazonのレビューによると,五度の音を多用した曲なのだそうだ.ふーん.よくわかんないや.
メロディーを聴いていて,なんか変わった曲だなぁと思った.うまくいえないけど,「音が飛ぶ」っていう感覚.でも初めて聞いたときの違和感は次第にそれほど感じなくなり,むしろそれがないと気持ち悪いくらいの感覚になってしまった.不思議な曲だ.
これはやっぱりオケで演奏してみたいなと思う.テノールとかいるからちょっと面倒かもしれないが・・・
とりあえずサントラを購入してみようかなと思っている.
NHK 大河ドラマ 「新選組!」サウンドトラック
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新選組!
木曜日, 8月 12th, 2004松本のブラスバンドDolce!
月曜日, 7月 19th, 2004 この日,松本まで行ってある演奏会を見てきた.Dolceというブラスバンドの演奏会だ.吹奏楽やオーケストラの演奏会は経験があるが,ブラスバンドははじめて.結構わくわくしていた.
会場は松本市音楽文化ホール「ザ・ハーモニーホール」というところである.岐阜の田舎ホールに比べると,非常に心地よい空間である.名古屋の芸文ほどではないにせよ,しっとりと落ち着いていて,天井も高く,舞台と客席が一体になる,そんな感じのホールである.
松本市は音楽が盛んと聞いたが,それを感じさせるだけの熱気あふれる会場.子どもたちが異様に多い.誰ぞ先生でも出ているのか?話を聞くと,どうやらDolceのメンバーが音楽を教えていろいろ各地を回っていて,その結果らしい.
さて演奏だが,はっきり言ってブラボーである.これまでいくつか演奏会を聞きに行って,よかったなぁと思えるものはあまりなかった.だいたいげんなりして帰ることが多かったのだが,今回は全然違った.「楽器をならすとはこういうことか」とか,「これが超絶技巧といわれるものか」など,見た目(?)も音楽もすごく楽しめた.なんであれほどの実力を持った人がごろごろしているんだろう?松本恐るべし.あ,でも共演したConch-shell Bandのpercはちょっと頂けない感じだった.
今回の演奏会のメインはやはりパイプオルガンとの共演だろう.しかしちなが一番心を動かされた演奏は,Dolceの2曲目のカンタベリー・コラールである.知っている曲だからよけいそうだったのかもしれないが,とにかくすごい心が揺れた.演奏を聴いて泣きそうになったのは生まれて初めてだ.In Desの音の響きだからそうなったのか,ホールの鳴りに身を任せたからそうなったのかはわからない.しかも曲の冒頭部分は眠かったのに・・・
いやー,久しぶりに音楽を聴いて良かったと思える演奏会だった.ちなみにこの日は,昼はそばを食べ,夜は諏訪湖で温泉&うなぎ&ホタル.来年もまたこよう.なんてったって涼しいし.ところで,愛知県にはまだブラスバンドは結成されていないそうだ.残念.
へき芸に思う
木曜日, 6月 3rd, 2004 5月30日.この日は「へき芸」と呼ばれているイベントに参加.へき地芸術フェスティバルの略なのだが,これは,いわゆるへき地の学校に行って,子どもたちに芸術に触れてもらおうっていう大胆な(?)企画である.これは岐響だけじゃなくて名フィルとかもやっているのだが,フルオケで出かけていくのは岐響くらいなものだろう.
このイベント,岐響の活動の中でもお気に入りの活動である.チェロのIさんに「ちなは子どものいるところには必ずいるな」って言われたほど,へき芸(とファミリー)には参加しているような気がする.いや,団員になったのは昨年なんだけど.
今回のプログラムは,フィンランディアとか宮崎アニメメドレーとか.詳しくは誰かのところにアップされていると思うので,そちらをみてほしい.で,ちょっと思ったことがあったので書きたいのだが,ちょっと時間がほしいので後日改めてエントリを書くことにしよう.
なごすいの休日
月曜日, 5月 17th, 2004 先週の日曜日(16日),「なごすいの休日」なる演奏会が行われた.これは何かというと,名古屋大学吹奏楽団を卒業したメンバーが集まって行う演奏会である.いわゆるOBバンドの演奏会である.
なごすいの休日(略してなご休)が初めて行われたのは,いまから5年ほど前の1999年月9月5日(日)である.この日付は当然覚えていたものではなく,当時のメールを見たら書いてあったもの.当時ちなは,演奏会の運営に関わっており,パンフを作ったりしていた.今,当時のメールを見返してみて,ちょっと懐かしさがこみ上げてきた.すでに5年も前の話.まだ就職してるやつも少なくて,みんな若くて・・・
そんななご休の第2回目の演奏会である.今回の言い出しっぺは第8期.ちなはどちらかというとそれほど関わっていない.トラックの運転をしたくらいかな.だからそれほど感慨深い演奏会にはならないだろうと思っていた.
しかし,そもそも吹奏楽が好きなくせに,吹奏楽の演奏会に乗るのは3年半ぶり.前回は2000年11月の第5回定期演奏会でのOBステージだから,やっぱりうれしかったんでしょうな.あと,あのメンバーだったからっていうのも大きい.本当に音楽が好きで,それでなごすいが好きで,そんな優しい感じがすごくでているから,演奏していても安心できる.こんなメンバーでの演奏はもう二度と無いんだろうな,と思った.それから,実は初共演なんていうメンバーもいて(よく麻雀は打ってたはずなのに),それはそれでなんか新鮮だった.
ちなはオケでかなりの本番を経験していると自負している.月に1度は本番があるわけで,そう考えるとすごいでしょ.でも,それらの本番はいくら経験しても,なんか「こなした」っていう感覚しかない.仕方のないことかもしれないけど.だから今回のなご休もそうなると思っていた.でも実際に演奏会を終えて,いろんな人に話を聞いて,片づけをしているうちに,なんかこみ上げてきた.すごい充実感と,終わった後の喪失感があった.久しぶりに「やってよかった」と思える演奏会だった.本番前も柄にもなく緊張してたし.
ちなみに演奏した曲は,第一部が「交響組曲もののけ姫」.久石譲が自分でアレンジした「交響組曲もののけ姫」をさらに吹奏楽版にアレンジしたもの.森田一浩編:交響組曲「もののけ姫」3章とは違うもので,ちゃんとアシタカとサンまで入ってるすぐれもの.編曲者名は忘れてしまったけど,楽譜がすべてドイツ語というかなり強力な譜面である.これを映像・ナレーションとともに演奏した.このもののけ姫の評判はかなりよかったみたいだ.自分でも演奏してて,リハのあのダメダメさはいったい何だったんだ?と思うくらい,気合いの入った演奏だった.
で,第2部はブリティッシュメロディとかいうテーマで,オリエント急行(スパーク),詩的間奏曲(バーンズ),イギリス民謡組曲(ウィリアムズ),クラウンインペリアル,でアンコールはフローラルダンス.2部はあまり出番もなかったので(クラウンインペリアルは降り番),そそくさと客席に移動して,ブラボー屋をやっていた.
またいつか,みんなと一緒に演奏できたらいいなと思う.その日まで,自分の腕は落とさないようにしておこう.
映画音楽のコンサート
水曜日, 3月 24th, 2004 日曜日に、岐響のファミリーコンサートがあった。今回のテーマは映画と音楽。映画の中で使われたいわゆる名曲(クラシック)を取り上げるとともに、映画音楽が名曲になったものも取り上げるという企画である。プログラムなどはまあどこかに書いてあるだろうからここではもっと別のことを書こうと思う。
まず、映画に使われたクラシックだが、どの映画で使われたのかイマイチ分からなかったかな。というか、自分があまり映画をみてなかったもんだから、そんな映画シランぞ、ということになる。まあこういうことって実は多くて、たとえばCMで使われたあの部分だけは「聞いたことがある」というパターン。これとおんなじかなぁと思った。
逆に映画音楽が名曲になったってやつは、さすがに名曲になるだけあって?知ってる曲が多かった。ただ、メドレーになるとかなり怪しいよね。この曲なんだっけ?どのシーンだっけ?みたいな感じ。また、サウンド・オブ・ミュージックなどはあまりに有名になり過ぎ、原曲がまったく分からない!ということにもなる(それは今回、サントラをちゃんと聞いて初めて認識した)。
さて、映画音楽ってのは、人によってその感じ方とか「思い出」がまったく違ってくるので、その人その人のプログラムを考えることもまた味があって良いやね、と思う。そこで、極めて個人的な趣味丸出しのプログラムを考えてみた。もちろん、演奏のレベルとかは無視して考えているので、注意注意。
第1部 映画なクラシック?
よく考えると、実は映画の中で使われている曲なんてあまり知らないや。まあ、「少年期」(海援隊:ドラえもんのび太のリトルスターウォーズ←たぶん)とかができればいいや。というわけでここはパス。
第2部 名曲!映画音楽
1.アポロ13のテーマ
冒頭のスネア、そしてラッパのファンファーレがいい。スネアもかっこいいし。静かに幕開け。
2.スターウォーズ メインタイトル
3.スターウォーズ ダースベーダーのテーマ
やっぱり外せないJ.ウイリアムズ。ここはメインタイトルで派手に突き抜け、ダースベーダーを迎えたい。できればメドレーで行きたい。
4.SF交響ファンタジー第1番(伊福部 昭)
以前に岐響のファミリーでも取り上げた曲。ダースベーダーという西洋のヒーローと、東洋のヒーロー、ゴジラとの夢の饗宴である。
5.宮崎アニメメドレー
時間的にも曲の盛り上がり的にもゴジラで終わるのが良いかもしれないが、やはりジブリ(というか久石の音楽)のメドレーで、会場を巻き込んでぱーっと終わりたい。ちなみに、「ハトと少年」のあのメロディーから始まって、会場を巻き込んだ大合唱で終わるというのがいいかも。
アンコールはつじあやの「風になる」。もちろん本人出演?せめてウクレレはほしいな。