Archive for the ‘雑感’ Category

研究はつらいよ〜3日目

金曜日, 8月 21st, 2009

ここのところ英文でメールを書いてばかりいるのだが,これって以外と時間がかかる.数時間かかって1通の返事を書くこともしばしば.しかも,その内容が本当に正しいのか(失礼でないのか)というのは自分ではよくわからない.

渡航前,自分の指導教官にとことんメールの文面を指導された経験があるので,気をつけてはいるつもりではある.でも,指導教官のところに持って行くときにもそれなりに気をつけていたけど,すごく訂正されたりしたので,やっぱり怖い.自分はいつも間違った英語を書いているのではないかと思う.

まあそれでも意外と(?)話しは通じるもので,いろいろと粘って交渉してみた結果,ここ2,3日問題になっていた件については,なんとかなりそうな雰囲気にはなってきた.といっても結局授業の観察はさせてもらえるというわけではなく,メールで質問紙調査ができる,という程度.それでも少し前進,と考えられる,かな?

研究はつらいよ〜2日目

木曜日, 8月 20th, 2009

指導教員よりメールが来る.まだ(stillって書いてあった)ビデオとか取ろうとしてるからいけないんじゃないの?とのこと.

いや,まだもなにも,そういう計画で作ったんだから,まずはその計画をAdministrationに示しただけなんだけど・・・こういうとき英語の「ニュアンス」が微妙に分からなくて憂鬱になる.

Administrationの返事も,たとえば「授業観察は無理だけど,質問紙調査だけならいいよ」とか「ビデオで撮影しないんだったらいいよ」とか言ってくれれば,こっちにも動きようがあるんだけどな・・・まあ,自分たちには何の利益もないんだから,仕方ないと言えば仕方ないか.

とりあえずAdministrationにメールを送って,もう少し粘ってみることにしよう.

それにしても,「フィールドを確保する」という作業は本当に大変だ.知り合いの大学院生もフィールドが確保できないと言って泣いていたし.はぁ,研究はつらいよ.

研究はつらいよ

水曜日, 8月 19th, 2009

現在,こちらの大学の授業を観察(もちろん研究目的)させてもらうため,いろいろと動いている最中.きちんとEthical Protocolも書いて申請し,数か月かけて通した.で,次はそれぞれのDeanから研究の許可を得るのだが,今日あるFacultyからなんと「不許可」をもらってしまった・・・

結構軽く考えていて,書類にサインしてもらうだけの作業になると思っていたら,なにがなにが.時間をかけてじっくり検討されたあげく(途中夏休み含む・・・),まさかの不許可.目の前が真っ暗になってしまった.まあ,こういうことをきちんとDean(正確にはAssociate Deanも含むAdministrationなんだけど)が把握して,いけないことはいけない,と言えるシステムになっていることはすごいと思うし,こんな日本からの研究者よりも,教室にいる学生たちのことを考えている,ということにも納得ができないわけではないんだけど.(不許可の理由の一つはプライバシーの問題.そして教室に「異質な人」が入ってくることへの危機感.この研究はtoo intrusiveなんだってさ.)

とりあえず指導教員にメールで善後策を聞いているところ.ショックはでかいなぁ.

他にもまだお願いしているのだけど,そこでも不許可になったら,はっきり言ってこちらに来た意味がない.

毎日高校生みたいに学校に行くこと

火曜日, 7月 21st, 2009

7月になり,SCSのComprehensive Englishのコースがスタートした.すでに3週目に突入しているが,毎日毎日朝から学校に行く,ということが,ものすごく久しぶりなこともあり,体調が悪い.前日朝3時まで仕事したりして起きているので,余計睡眠不足.

そんなこともあり,今日予定されていた遠隔での会議を,おもいっきりすっぽかしてしまった.昨日までは覚えていたんだけどな〜・・・お詫びのメールを送信しておく.最近こういうことが多いかもしれない.やっぱりいろんなことを同時平行でやるのは,自分には向いていないと実感する.この2週間の間,まったく研究は進んでいないし.それ以前に疲れてしまってやる気が起きないし.

それでは,英語のクラスが難しいのか,と言えばそんなことはなく,クラスはIntermediateで,5段階中真ん中のクラスである.一度,チャレンジをしようと思って一つ上のクラスにしてくれ,とお願いしたら,おまえの実力(初日にプレースメントテストが行われた)ではここが相当.おまえよりも成績の良い生徒も同じクラスにいるのに,何を言っているのか?みたいなことを言われて,さらに落ち込んだのであった・・・まあこれが現実だということだね.これまでサボってきたツケが回ってきたと言うことだろう.

何人か知り合い(台湾人が多い.スペイン人も何人か)ができたのはいいのだが,彼らは6週間後には帰国してしまうので,また誰も知り合いがいない,と言う状態になってしまう.

いやー,どうしたら英語で意思疎通ができるようになるのだろうか?

前のエントリも相当凹んでいたエントリだけど,今回も気持ちはダウン系ですよ.最近では日本語もよく分からなくなってきているような気がするし.

でもがんばろう.そのうち何とかなるだろう.

ホームシックというか

金曜日, 6月 5th, 2009

これはホームシックではない.ましてや鬱でもない.ただの怠慢だ.やる気が出ないだけなんだ.そう思えるのなら,どれほど楽になれるか・・・ちょっと研究に対する自分の意気込みが(もともと少ないけど)かなりしぼんできた.悪い前兆である.ここ数日,廃人のようにネットサーフィンをしてみたりテレビを見てみたりゲームをしてみたり.あ,これって自分が大学院生のときと一緒だ.

何もできない→何もしていない→焦る→それゆえ何もできない,という悪循環.追い込まれなければやはり何もできないのか.というか,もうかなり追い込まれているのだろうに,なぜパワーが出ないんだ?まあいいやってはじめからあきらめてしまっている.

研究を支えるパワーとして,その人が持つ「問題意識」というのがある.たとえば,幼い頃国外の学校を経験した人が,異文化間教育に興味を持つとか,そんなやつである.「最後の授業」でランディ・パウシュが言ってた.夢を実現できるかどうかは,その夢を思う強さによる,と.彼はその夢の実現のため,もちろん挫折も繰り返しながらだけど,研究者になったんだ.

しかし今の自分に,そんなものが果たしてあるのだろうか?自省する前に答えは分かっている.そう,そんなものはもともと持っちゃいないんだ.それでも,だましだましここまでやってきた.自分には教育しかない,と言い聞かせつつ.

最近,いろんなことが胸に去来する.人には言えない過去の傷なんかが,ぶわーっとわいてくることもある.誰にもそんなこと言えない(もちろん英語で話すことも無理)ので,こうしてネット上に書き散らすことになる.

 

英語ができないことがその理由ではないかと思い当たる.そうだ,そうに違いない.

そんなわけで,U of TのESLのコースに通ってみようかと思っている.6週間で20万ほどのコースにしようかな.高いお金を払って・・・でも,それでこの問題が解決されるのであれば,安いものだ.

 

過去,国外に出た人は,多かれ少なかれ似たようなことを思ったんだろう.そしてそれを見事乗り越えてきたんだろう.はたして,自分はそれを乗り越えることができるか?乗り越えられるだけのパワーを持っているか?そのパワーを引き出せるだけの「夢」を持っているか?これまで先延ばしにしてきたことが,まさに今,問われているんだと感じる.

 

ま,眠いし,とりあえず考えるのは明日にしよっと(爆)ちなみにこのエントリの投稿時刻は,午前3時半頃である.日本のサーバだから時間がずれて表示されるのよ.